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京都造形芸術大学通信教育部 文芸特別講義

@京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス人間館 NA401教室

■講義概要:
私は大学院を修了した翌年、26歳のときに妻とともに日本を出ました。世界各地を転々と旅し、ときに一つの町にしばらく腰を落ち着けて滞在し、興味ある題材を見つけては取材してルポルタージュなどを書いていくことで、少しずつ文筆業を生業としていきました。

旅をしながら暮らす日々は5年半に及びました。それは物書きとしての私にとって、また私たち夫婦にとって、想像以上に濃密でかけがえのない経験となりました。その生活をノンフィクション作品としてまとめたのが『遊牧夫婦』シリーズ(ミシマ社、全3巻)です。

本講義では、この作品制作の舞台裏とともに、海外でライターとして生きるべく悪戦苦闘してきた日々そのものについてもお話したいと思っております。なぜ自分がこのような道を選んだのか、その結果いまどうなっているのか。自分の経験を通じて、生き方のいろんな可能性についても考えていただける時間にできればと考えています。

是非お気軽にご参加いただければうれしいです。